Sant'Antimo

山合いの田舎道を走るときはいつも吉井和哉の歌が頭を流れる。

感情や気持ちや考えを歌で伝えるロマの人々のように、
砂の瀑布をくぐるヴェドウィンの人々のように、
気持ちが流れ、感情が澄むような、そんな感覚が満ちてくる、そんな感じ。

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糸杉の道の間から、なんとも魅力的な形の教会がみえてきた。

「Sant'Antimo・・・  。」 (と、先生がつぶやく。その目線はかの教会に釘付け)

日本から準備した資料には載っていないその教会の名前に、
私は心臓をぎゅっと掴まれた。
バッグからカメラを取り出すことさえできないほど、手が腕がこわばった。

だから、携帯で遠景から一枚。

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教会内ではシトー派の僧侶たちの古代(ラテン語)の言葉がカノンの大合唱。
オルガンもメロディもない。平坦でシンプルな音階・音域で語られる彼らの言葉は美しい。
教会内に入ったときは真っ暗で殺風景な内陣に、一瞬たじろぐけれど、
空(くう)にまなざしをむけ、遠くにキリスト像を感じ、そのむこうの光をとらえる。
そして天(梁がむき出しになった天井)を仰ぐとそこに無数の光の筋束が。

こんなとき、ふとepokheさんの言葉を思い出しました。ヒカリハカミ。(ちょっと表現は違ったか?)
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by nefeltahli | 2006-10-13 12:09 | イタリア トスカーナの休日

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