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シエナ滞在2日目

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シエナ2日目はバスで遠出し、周囲を崖に囲まれたモンテ・オリヴェート・マッジョーレ僧院に向かった。
出迎えてくれたのはロッビア派の彩色テラコッタ。生まれて初めて観る鮮やかな青。

この人里はなれた場所にひっそりと佇む僧院には、『聖ベネディクトの生涯』Vita di S.Benedettoのフレスコ画の大回廊Chiostro Grandeがある。
その36作品をじっくりと観ることは、とても知的体力の要る作業だった。

「知的」という部分ですでに私は落伍者なので、
事前に用意した日本語資料を頼りに、
ちゃっかりイタリア人の研修パーティの後ろに付いて、
講師の説明を(英語とイタリア語)必死でリスニングするので精一杯。(宗教の専門用語?が多くて意味が全然わかんないけど)
ただ、英語やイタリア語に疎くても、図像には英語やイタリア語よりも1000年以上の前に写生された物語が描かれているので、
主人公らしき人々の持ち物や風景の描写から、その作品がいつ頃、どこで、何をテーマに描かれたものかはおおまかに解る。
解らない箇所や不明な点はメモし、後で母校の大学芸術学研究室にmailで質問しよう。

ここで初ソドマSodomaに感動。

古い絵を観ていると、その下絵の状態やさらにその下に描かれているカルトーネ(下書き)が透けて見え、そこに時代時代の僧侶や画家たちの息遣いを感じ、気持ちが高ぶる。

さてさて、お昼ご飯は田舎のリストランテでトスカーナ料理に舌鼓を打とう!
# by nefeltahli | 2006-10-06 12:43 | イタリア トスカーナの休日

シエナ

フィレンツェは後に再び戻る予定なので通り過ぎ、
今は中距離バス(通称:プルマン)で一路シエナへ。
バスの窓の外に広がるトスカーナ地方特有の雄大な地形に驚愕。

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プラムや桃の木、オリーブの木、
もちろん葡萄畑はこの世の果てまで続いているかのよう。
永遠の楽園とは、こういった光景をいうのではないだろうか。

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ネット予約した三ツ星ホテルにチェックイン。
ネット予約割引価格+連泊割引で格安で泊まることができた。
素朴なタイル床に大理石のバス・ルーム。
上質なアメニティは使い心地がとてもよい。
イタリアを訪れる度、日本から持ち込むものが減って行く。
ハーブ入りの石鹸、バス・ジェル、シャンプーやリンスも好感触。

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シエナといえば、とりあえずカンポ広場へ!
市庁舎を見上げると真っ青のトスカーナの空に、
まさしく本場の「バーント・シエナ」色の建物が美しいコントラストを描いていた。

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美人のオーナーがいる果物屋さんで大好物の無花果を二種類買い、
カンポ広場で頬張る。
柔らかくて素朴な甘さの中にぷちぷちと弾ける感触がたまらない♪
週末のせいか、街角のあちこちで新郎・新婦がこの世の幸せを謳歌する姿が。
滞在中、私はいくつもの結婚式に遭遇した。
どの結婚式も花嫁も花婿も、シエナの街を舞台にして生きる人々の姿として、
私の目に力強く映った。
# by nefeltahli | 2006-10-03 12:17 | イタリア トスカーナの休日

YS11、30日引退 唯一の国産旅客機、41年で
 唯一の国産旅客機YS11が、30日夕の沖永良部-鹿児島間の日本エアコミューター(JAC)便を最後に日本の定期航空路線から姿を消す。1965年の初就航から41年。日本のローカル路線を中心に、世界各地の航空会社でも導入され「丈夫で長持ち」と評された名機の引退を関係者は惜しむ。
 「国内には戦闘機の開発経験者しかおらず、旅客機の開発は苦労の連続だった」。こう振り返るのは59年4月、製造会社の日本航空機製造(日航製)に富士重工から出向し、設計を担当した鳥養鶴雄さん(75)。
 運航開始後も、湿気対策や手荷物入れの高さ調整など、航空会社から次々と出される要望に頭を悩ませた。「国産機育成のため、日航製と航空会社が一体になって取り組んだ。そんな時代だった」と懐かしむ。

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# by nefeltahli | 2006-09-30 11:18 | 日々のメモ

ボローニャからフィレンツェ、そしてシエナへ_d0085703_1112022.jpg

1泊だけのボローニャ滞在だったのが、悔しかった。

ボローニャは世界最古の大学があり、ヨーロッパの国々から学生が集まってくる街です。
そして、あらゆるイタリア高級ブランドの店が建ち並ぶそのポルティコ(柱廊)は、
恐ろしく豪華でこちらの視線を釘付け!

私は背が高いので、日本国内ではなかなか自分に合うサイズがありません。
折角毎年イタリアにくるんだから、今年こそは私のサイズにあう素敵な洋服を・・・
なんて思うけれど、やっぱりまだまだケチ根性が抜け切れず、
今回もお金持ちが集まる街・ボローニャでもウィンドゥショッピングで終わってしまいました。

しかも、レイトチェックアウトのため、正午にはホテルに戻らないといけません。
お金持ちになってからまたくるよ、ボローニャ。(いうとくだけ、ただ)

午後13:46ボローニャ発エウロ・スターで、フィレンツェS.M.N(サンタ・マリア・ノヴェッラ駅)まで移動。
エウロ・スターもネットで予約済みだったので、とてもスムーズに移動できました。
あ、でもホーム移動にエレベーターかエスカレーターが無かったようなので、
スーツ・ケースを持つ身としては、ちょっと厳しかったですよ~。

フィレンツェ到着後、駅の近くのバス・ターミナルにてシエナ行きのプルマン(中距離移動バス)に乗り込む。
約一時半弱であっというまにシエナに到着しました。
途中、初めて見るトスカーナの悠大で豊かな丘陵が続く景色に驚愕しました。
自国の国民の食べるものは自国で生産することが出来る国、イタリア。
また、古い文書から古代・中世のお料理を現代に甦らせる努力を惜しまない自国への誇りが素晴らしい。

ボローニャからフィレンツェ、そしてシエナへ_d0085703_13574937.jpg


小粒だけど、色が濃く、香りの強い果物たち。
とても安価。
画像右下の杏や無花果は大好物です。
プロシュートハムやサラメと一緒に食べたいなぁ。
# by nefeltahli | 2006-09-29 11:28 | イタリア トスカーナの休日

あなくやしや

マシュー・バーニー『拘束のドローイング』をまたもや見逃した。
前回大阪上映も逃していたので、もう観る機会はないかもしれない。

目の前にゲレルト温泉の写真を貼っている。
『クレマスター』さえも見逃してしまっている。
神戸でマシュー・バーニーはもう取り上げられないのだろうか。
今年の冬は、もしかしたらブダペストに行くかもしれない。
もしもいけたら、必ずゲレルト温泉でクレマスターしよう♪
# by nefeltahli | 2006-09-27 23:39 | oboegaki

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